音圧のチェック。これがなかなか難問。
音圧といっても、結局はミックスの段階がちゃんとしてないと上げるに上げられません。
最近、某有名メーカーのエフェクターを手に入れたので使ったみたのですが、これが便利。
数値を変更するだけであっという間に音が大きくなってしまう。
今までかなり苦労して調整してましたが、何だこれ...。
ものすごい時間短縮。
でも、気になるのがレベル表示。
真っ赤にオーバーロードがついてるのに聴感上は歪んでない。
現在のレベル表示は0dB以下にはなってるけど必ずオーバーロードは点灯するという...。
うーん。
出来上がったミックスを再びDAWでレベルチェック。
!!!
あら?全くオーバーロード点灯してない!
何じゃこれ。
そこで、某有名アーティストの曲と自分がミックスした曲、近郊にある某スタジオミックスの曲を波形編集ソフトAudacityで確認してみました。
自分の曲や近郊にある某スタジオによるミックス作品はオーバーロードを示す真っ赤なラインだらけ。
で、某有名アーティストさんの音源はどうかというと、全く無し! 綺麗!
1本見つけたけど、その程度。
教則本にある「オーバーロードは絶対だめ」というのは正しかった。
僕もちょっとでも点灯したら即アウトにしてましたから、それで良かったということかな。
プロのミックスって聴感上の大きさはこれでもかというほどやかましい。
この辺がプロの技なんだろうなあ。
もちろん、ジャンルによってもミックスの方法は違うので一括りにはできません。
今の時代、とことん音がでかけりゃいいってもんでもないから。
そういうのはダンス系ですよね。
Led Zeppelinの最新マスタリングが以前のものと違って音が柔らかく小さくなってるのが印象的。(BBCライブ)
学生に最新のものと前のマスタリングを比べさせたら、みんな最新のものが古いと答えてたなあ。
Led Zeppelinファンとしては昔聴いていた頃の音に近い印象。
派手な音に調整するより原音を忠実に再現する方に時代が移行してるのかも。
マスタリングの本にも「もう音圧競争の時代は終わった」って書いてあった。
とはいうものの、ある程度の音圧は必要なんだよね。
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