MOOG 「Subsequent37」備忘録(ユニゾンについて)

市内にある某リサイクルショップで思わぬ出会いをしたMOOG「 Subsequent37」。

自宅にセッティングし、改めて落ち着いた状態でチェックしています。

「Subsequent37」をいじってて、操作がよく分からない所や困った所、気がついた所なんてのを書いとこうと思います。



MOOG「Slim Phatty」を所有しているので、まず「Subsequent37」→「Slim Phatty」でMIDIケーブルを接続してみました。

「Subsequent37」のツマミは「Slim Phatty」と完全シンクロしてました。

接続してエディットすれば「Slim Phatty」でも同じ音色が作れるようです。

理想的にはキーボードからのピッチ、ビヴラート系のみシンクロしてくれれば、と思うのですが。

そうすれば「Slim Phatty」を追加音源として「Subsequent37」とは別に音色が作れます。

合計4オシレーター(サブオシレーター入れると5オシレーター)の分厚い音になるんじゃないかな。

多分設定次第で可能なんじゃないかと...。うーん、分からん。

一旦接続を解除し、同じ音を作ってみて音の聴き比べ。

なんか違うぞ...。「Subsequent37」の音がしょぼい。

・・・・・・。

これ、単純にミキサー側のボリュームバランスの問題でした。(汗)



次は定番のユニゾン・リード。

オシレーター2のピッチのツマミをズラすだけ。

?? 何かおかしい。

オシレーター1と合わせて聴くと鍵盤の位置によって音のうねり方が違う。

上の方は丁度良いユニゾン状態。

ところが鍵盤の下の方の音はユニゾンにはならず、音がうねってる。

下の方を基準にユニゾン状態を作ったら、今度は上の方がおかしいことになってる。

明らかにどちらか片方のオシレーターのピッチが不安定。

故障品だったのか?!と焦りに焦ってを何度も調節。

アナログって電源入れてからしばらくしないと安定しないのでそのせいかと思ったけど、そうでもなさそう。

実は「Slim Phatty」の方はピッチが不安定。本体にはオートチューン機能があって修正してくれるんだけど、結局電源入れてしばらくしないと安定しない。

ありがたいことに「Subsequent37」は電源入れた直後のピッチは安定してるので、一概にピッチが不安定というわけではないし。

一応オートチューンのような機能がないかマニュアルをチェック。

(マニュアルは付属してなかったのでダウンロード)

Globalモードにあるcalibrationで調整できるようなので、とりあえず実行。

・・・・

でも同じ状態。

これはいよいよヤラレタか...?

焦りまくってマニュアルを読み直し。

オシレーターの箇所を読んだ時に、「BEAT FREQ」なるツマミの記述を発見。

”2つのオシレーターのピッチを合わせた時に発生する音の揺らぎを調節する”

えっ、そんなツマミあったん?(汗)

”2つのオシレーターのピッチをピッタリ合わせたい時は「BEAT FREQ」のツマミを可能な限り0にすること”...って書いてある。

これをいじることでピッチが不安定な古いシンセの味を出せますよ...ってことか?!

”ユニゾンを作りたい場合は、まず「FREQUENCY」と「BEAT FREQ」のツマミを0。

それからどちらかを、わずかにズラす” ですと。

やってみたら、おお、確かにその通り。鍵盤位置に関わらず同じユニゾン状態になってる。

ツマミを回しすぎると先ほどのような状態に。

うーん、芸が細かい。しかもこれをツマミにして表に出してるのかぁ...。

まあ故障してるわけではないので一安心。

小林義男 Yoshio's Ownd

広島県安芸郡府中町在住のミュージシャン 小林義男 の情報発信サイト DTMレッスン、レコーディング、演奏やってます。 自主制作CD販売中。