「VFX 」と何が違う?
シーケンサーが追加されて、これ1台で楽曲制作が出来るというものでした。
雑誌広告には、上から見下ろすアングルでおにーちゃんが「VFX SD」を使って何やら作曲してる光景が大きく掲載されていました。
今思えば何かオシャレなこざっぱりした環境…。
うちとエライ違いやな。^_^;
シーケンサーが追加された分、ボタンが増えてさらにゴツい印象に。
キーボード・マガジンでは引き続き好評でした。
ええなぁー。^_^;
で、とうとうローンを組んで購入したのです。
この時期より少し前ってシンセサイザーにエフェクターが付いてるだけで「すげー」と思ってた時期だったかと。
自分の中ではシーケンサーとマルチエフェクターが内蔵されたいわゆるオールインワン・シンセはKORGの「M1」が市民権を得た第一号だった気がします。
実際使ってみて思ったのは...エディットしにくい。
エンベロープの設定が手強かった記憶があります。
それからストリングスの音が個性的すぎて、冨田勲サウンドの壮大なストリングスとは全然違いました。
フィルターはレゾナンス上げても発信のような効果はなし。
代わりにレゾナンスを上げた時の波形が用意してあり、これを使って「ビヨ〜ン」な音を作るという…。
今聴けば、個性的で面白いんですけどね。当時は...。
(一つ前の製品「SQ-80」ではレゾナンスの効果はできたはず。あれはアナログ・フィルターだったかな)
シーケンサーも使いづらかった...。ちょっとは頑張ってみたんですが、明らかにMACでDigital Performer使ってる方が効率的でした。
田舎に帰省した時に持って帰って、ちょこっと使ったくらいかな。
とは言っても中低域の評価は高いものでした。
ピアノ、ベース、ドラムなどはしっかりした音で、スタジオの人は褒めてましたね。
VFX SDやJD800を使って作った作品をYAMAHAの「テープサウンズ・コンテスト」に応募してみたんですが、見事広島グランプリ。全国では佳作に入りました。
そんなVFX SDも売ってしまいました。
理由は何だったかなあ...。
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