「イーミュレーターⅢ」を購入したわけですが、その音というのがすごいんですよ。
プリセットの音がいくつかあるんですが、自分が持ってる他の音源とは格段に上の音。
特にサックスとフルートはすごかった。他の音源に入ってる音以上に生々しい。
当時ユニット組んでたメンバーの奥さんがフルートの先生でしたが、その方も納得の音でした。
出入力も素晴らしく当時のものとしてはかなり良い、贅沢なパーツを使ってたはずです。
「イーミュレーターⅢ」のおかげでサンプリングの工程を勉強する良い機会を得ることができました。
録音、使用箇所をトリミング、ピッチを合わせたり色々編集ができました。
ユニットのボーカル氏にお願いして「あー」とか「うー」なんてのを録音させてもらい、自分でコーラス音源を作ったりしました。
編集作業の後、出来上がった音源は感動的でしたねー。
当時広島で活躍していたフォークグループの曲制作の手伝いをする機会がありまして、「イーミュレーターⅢ」を活用しました。
メンバーの奥さんのご友人で声楽の先生がいらっしゃるんですが、その方の声をサンプリングして使用するというアイデアを実行しました。
MDレコーダーを持参してご自宅まで行き、いろんなパターン、マルチサンプリング用にいろんな音程を録音。
録音後、自宅にてその音を「イーミュレーターⅢ」でサンプリング。
そして編集作業...。
ところが! さすが声楽の先生。 全くピッチの修正をすることはありませんでした!!
これはびっくりしました...。
他にも当時はいろんな機会に「イーミュレーターⅢ」を活用しました。
ただ、内臓のシーケンサーを使うことは無かったなあ...。
そんな「イーミュレーターⅢ」ですが、突然壊れました!
昇天...。
一度故障して販売店に修理に出しました。今度は2度目。もう使わんな...。
その頃はもう別の音源を使って、大きな「イーミュレーターⅢ」は使うことはほとんどありませんでした。
今思えば修理もしくは売却という方法があったんでしょうが、当時はそんな考えに至らず、引越しの時に運送屋のにいちゃんが欲しいというので、あげてしまいました。
今現在、手元にはマニュアルだけが残っています...。
このデザインに惚れたのよ...。
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