本日のcine cine団集会、「さよなら子供たち」(1987)。
ナチス占領下のフランス。寄宿制神学校が舞台。
この学校にユダヤ人の子供が入ってきて…といったもの。
ユダヤ人迫害ってドイツ人だけではなく、フランス人もやってたようです。
というか、西欧ではユダヤ人に対する偏見が広く見受けられるんですね。
(グレゴリー・ペック主演の映画「紳士協定」ではアメリカでのユダヤ人に対する偏見について描かれていました)
映画では、ユダヤ人にちょっかい出すフランス義勇兵をナチの兵隊が追っ払うシーンもありました。
とはいうものの、最後にナチは学校に乗り込んで学校でかくまっているユダヤ人を検挙。
逮捕され連行される校長が学生達に向かって「さよなら子供たち」という台詞を言います。
映画のタイトルです。
監督はルイ・マル。
「死刑台のエレベーター」「鬼火」「地下鉄のザジ」の監督さんでもあります。
この映画は監督ルイ・マルの自伝的映画だそうです。
そして調べて分かったのですが「ルシアンの青春」(1974)もこの人が監督。
ナチ占領時代から終戦を描いた映画です。
「ルシアンの青春」はテレビの深夜映画でたまたま観て、ものすごく印象に残りました。
特にラスト近くのシーン。すごく不思議な世界に入ってしまった感じ。
そしてラストに流れるBGM!
確かクラリネットのソロ演奏だったと思うけど、奇妙というか奇怪というか。
曲調は違うけど、「鬼火」で使用されたサティの「ジムノペディ」に通じるものがある気がします。
**
「ルシアンの青春」のラストのBGM、確認したらクラリネットじゃないですね。
フルート系の楽器だと思います。
でもフルートとはちょっと違う気もします。なんだろう、民族楽器かも。
**
ネットで調べたら分かりました。
「音楽はインドの民族音楽でベンガル地方のフルート音楽」のようです。
0コメント