KORG 「Minilogue」。

最近ライブでよく使ってるシンセ、KORGの「Minilogue」の話。


KORGでは比較的新しいシンセになると思います。

金銭的な余裕もないので滅多にシンセを買うことはないんですが、完全アナログ、4音ポリフォニック、小型、低価格おまけにデザインがこれまでのシンセにはなかった斬新なもの・・・これは欲しいよね。

国内発売になってすぐ、オークションでさらに安くなったのをゲットしました。


すでにアナログ・ポリシンセはシーケンシャル・サーキット「Six-Track」を持っていました。 最大の問題点がエディット操作がデジタルなので大変扱いづらいという代物。

ついでに言うと、これはオシレーターが1個なので分厚い音を作るにはなかなか難しいです。

(ただし、音はさすがシーケンシャルサーキット!!)

アナログ4音ポリっていうと、「ジュピター4」が思い浮かぶけど、(これもオシレーターは1個)今は結構な値段するしメンテナンスも大変。 デカイし。


そこへKORGの「Minilogue」が出て来た。

完全アナログな上にオシレーターが2つ。デジタル制御の多機能を搭載。

アルペジェーター、16ステップ・シーケンサー、モノ・モードではサブ・オシレーターも付いてる。 

あとで分かりましたが、内臓エフェクターの「ディレイ」もアナログだった! 

と言ってもこのディレイ、さすがアナログ。エフェクト音のボリュームを上げるとノイズが乗りまくり。  これは使い方考えんといけない。

最大の特徴が小さいディスプレ。

これ、波形が表示されます。オシロスコープみたいな感じ。

リアルタイムで変化してる波形を表示。

ボリュームが小さくなると波形が小さくなるし、音が高くなると波形の山が増えるのをリアルタイムで見ることができます。


ただし! 音は・・・「ん....」な感じに思えます。(汗)

以下、個人的感想。

値段相応。やはりチープさが。なんかMS-20をポリフォニックにした感じ? でもフィルター全然違うし。やっぱ違うか。

accessのデジタルシンセ「indigo2」の方が高級アナログ感を感じます。

フィルターEGがもうちょっとしっかりしててもイイんじゃないか...?

「だったら高いシンセ買えよ...」って話になるか。

最も「残念!」と思ったのが、ポルタメントのツマミが表に出てないこと。

それとピッチベンドとモジュレーションのレバーをそれぞれ付けて欲しかったこと。

レバーが1つしかないので何かと不便。 

大昔のシンセの雰囲気を出したかったのかなあ...。


まあ、これも個性! 

小さくてアナログで多機能。可愛いじゃん。

結構ヘンテコな音作りが簡単にできるのはアナログならではでしょうね。

他のシンセだと作るの大変そうな音もこれだと楽しみながら作れちゃう。


って納得してたらつい最近KORGから「prologue」なんていうシンセが出る。

これ、「Minilogue」をでっかくしたの標準鍵盤バージョンじゃん!

写真見るとポルタメントのツマミは表に出てるし、レバーも2つある。

え〜、マジか。

これで音質が改善されてたらまた欲しくなってしまうなあ...。

でも、デザインは「Minilogue」の方がかっこいいぞ。





小林義男 Yoshio's Ownd

広島県安芸郡府中町在住のミュージシャン 小林義男 の情報発信サイト DTMレッスン、レコーディング、演奏やってます。 自主制作CD販売中。