実は今朝から37.7℃の熱が出て、寝込んでいました。
前の日は島根県出雲市でライブ。
規制のない5月の連休なのでどこも多勢の観光客でごった返していました。
こりゃコロナにかかったか?…と少々ビビりましたが、喉の痛みは無く、味覚、嗅覚も正常。
薬を飲んで熱も落ち着いて来たのでどうも風邪のようでした。
考えたらこのところカミさんが風邪で熱が出ていたので、もらったかな…?と。
それで今日は布団に入ってiPadで映画鑑賞。
アマゾンプライム、ありがたし。
まずは日本映画「ばるぼあ」。手塚治虫原作の漫画を映画化したもの。
BGMが気に入らない…。合って無いなあ。
前半のジャズはもうやめて欲しいレベル。
非常にテクニックの素晴らしい演奏と、音楽理論で武装してるんだろうな…といった変にキザでオシャレに仕上げたジャズ…な感じがして作品の幻想性が台無しに。
途中、フリージャズっぽくなって、これはまあまあ納得。
途中から主人公の心境が変化する場面の曲として合っていたと思います。
それから、これは私の思い込みですが、フロイドの「シシファス組曲」のピアノソロパートに酷似した曲が出てきました。
雰囲気は合っているんですが、ここでも変にオシャレ感をチョロっと出すところがどうもね…。
後半のアンビエントなBGMは素晴らしかったです。
稲垣某と二階堂某の演技も素晴らしかったです。
私なんぞは「この映画はこーいうものだ」と思えたんだけど、原作知ってる人にはそうはいかないようです。
ネットの批評では監督、脚本に大変な批判がありました。
次は「エデン、その後」。
これはビックリ! 初めて観ました。
雰囲気は、自分が知ってる限りでは「気狂いピエロ」、「モア」。
あの雰囲気が凝縮されてます。いずれもフランス映画だな。
インテリぽさプンプンの鼻持ちならない映画ではありますが、それでも各シーンの幻想性は本当に素晴らしい。
こんな映画があったんですねえ。
調べたら、クスリとかバロウズとか出てきました。
どうも幻覚を映像化したものではないかと思われます。
でも、作品はイメージ映像と演者によるパフォーマンスの総攻撃…といった感じで圧倒されました。
ネットでは暴力性とかでこの映画の批判がありましたが、今の時代ではそうでもないでしょう。
監督のアラン・ロブ=グリエは「去年マリエンバートで」の脚本家さんだったんですね。
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